風土が育む麦焼酎を求めて

豊かな自然に恵まれた大分県宇佐市。 この地で麦焼酎をつくりつづけ約40年。
私たち三和酒類は「品質第一」をモットーに、原料と水と酵母にとことんこだわり納得のいく焼酎だけをつくってきました。 そんな私たちが、1993年から大分県とともに取り組んできたのが、焼酎のための大麦づくり。つまり、地産地消の焼酎づくりです。 「日本酒に山田錦のような酒造好適米があるように、麦焼酎の醸造にも好適な大麦をつくりたい。」 そんな想いから生まれた焼酎適正大麦「ニシノホシ」。私たちは、この大麦で醸造試験を繰り返し、2001年、「ニシノホシ」のみを贅沢に使用した本格焼酎「西の星」をつくり上げました。
「西の星」を通して私たちが目指すのは、大分の風土が育む、この土地ならではの麦焼酎づくりです。

iichiko 西の星賞

「iichiko 西の星賞」は、「ニシノホシ」の地元生産者への普及と本格焼酎「西の星」の品質向上を目指して、2005年に創設されました。今ではこの賞に毎年40件以上のエントリーがあり、その品質を競っています。 厳しい品質検査の結果、選ばれた上位4地区の麦は、「ニシノホシ」の醸造特性を活かした「西の星ビンテージ」候補として仕込まれます。この4候補はさらに選別され、高評価を得た2地区にのみ「iichiko 西の星賞」が贈られるとともに、栽培地区の名前を冠した「西の星ビンテージ」として発売されます。

西の星ビンテージができるまで

麦を磨く

「iichiko 西の星賞」にエントリーし、選ばれた上位の麦は、その香りと味わいを生み出すために「精麦」へと進みます。精麦とは、雑味のもとになる成分を多く含む穀皮やでんぷん層を取り除き、磨きあげること。外皮を削れば確かに雑味はなくなりますが、削りすぎるとそこに含まれるうまみ成分まで損なわれてしまいます。重要なのはバランス。持ち味を最大限に引き出すために、「ニシノホシ」は時間と手間をかけて、少しずつ丁寧に削られていきます。

麹をつくる

麹をつくることを「製麹(せいきく)」と言います。蒸した大麦に麹菌を付着させ、焼酎の主原料となる麹をつくるのです。
まず大事なのは麦の蒸し加減。この蒸し加減が、その後の麹ともろみの出来を左右します。適度な硬さになるように、作業には細心の注意が必要です。
次に気をつけなければならないのが麹菌を増殖させる際の温度と湿度です。その日の天気や夜の冷え込みまでを考慮して、温度と湿度を調節します。

仕込む

「西の星」には、自社で研究開発したオリジナルの「いいちこ酵母」を使用しています。「いいちこ酵母」は華やかな吟醸系の香りが特徴で、原料の特性を最大に引き出すための組み合わせを研究した上で選定しています。「麹」は焼酎の味を決め、「酵母」は香りを決めるもの。麹と酵母の共同作業で焼酎の香味が決まるのです。

酒を利く

評価の基準は”華やかな香り”と”すっきりなめらかな飲み口”という「西の星」のコンセプトに即しつつ、いかにその味わいに、土地・栽培ごとに違う麦の特徴が表れているか。製麹も仕込みも同じなのに、原料によって表出する香味の違い。そこにこそ、私たちが目指す地産地消の「西の星」づくりへのこだわりがあります。

西の星ビンテージ2019

「西の星2019 上市」「西の星2019 香下」


上市は『華やかな香り。すっきりとしたキレのある味わい。』、香下は『フルーティーな香り。爽やかな甘さとなめらかな味わい。』が特徴の商品に仕上がりました。生産者と酒蔵の思いがひとつに実った、このうまさをお楽しみください。